保険「保険の見直し、しっかり見てますか?」

昔会社に入っていた頃に昼休み等に「生保のセールスレディ」がよく出入りしていましたね。今は職場のセキュリティが厳しくなってそういった光景がなかなか見られませんが、以前このレディにそそのかされて必要以上の保険に加入された方も少なくないのではないでしょうか?

最近テレビやネットでもよく見かけるのが「保険の見直し」というキャッチコピーです。契約している保険が大きすぎないか、必要以上に保険料を払っていないかを見直して節約しようという物ですが、皆さんご注意いただきたいのは「保険の見直し」は「保険」だけを見直すのでは十分な効果は無い事です。

というのも「必要な保障額」というのは今後の皆さんの生活全般から見る必要があり、「平均余命」「年金受給時期」「家族のライフイベント」「借金(ローン)の残り具合」「現状の金融資産残額」等様々な角度からよくみる事で一層精度の高い今後の人生の必要保障額が算出できます。ところが、これはかなり自分自身だけで専門的に分析するのにも限界があり、かといって個人情報をそれぞれの業者オープンにするのもやや抵抗を感じてしまうかもしれません。従って町によく見かける保険の相談窓口ではこういった個人情報をあまり赤裸々にオープンにすることもはばかり、保険商品を中心とした見直しだけに終わってしまいかねません。

ここはしっかりとしたファイナンシャルプランナー(FP)に個人情報保護の契約もきちんとした上で相談される事がお勧めです。
以前お話した通りFPは「ライフイベント表」や「キャッシュフロー表」を個々のご家庭用に作成し、どの時期にどれくらいのお金が必要で現状の資金繰りで賄えるかを分析したうえで、そのご家庭に合った資金計画をご提案する仕事です。

今払っている保険料が過大かどうかもこの検討で「見える化」が出来ますので是非考えてみてはいかがでしょうか。